Open棟梁 wiki

*目次 [#n0ac398a]
#contents

*概要 [#ja5c4920]
Open棟梁の適用効果について説明します。

*定性的効果 [#lb3141dc]
初期開発だけでなく、その後のソフトウェア・ライフサイクル上でも役に立ちます。

Open棟梁を導入することで、各種、Q/C/D/Fが向上します。

-(Q) 品質/信頼性
-生産性 ( (C) 原価低減、 (D) 納期短縮 )
-(F) 様々なアーキテクチャへの対応、最新技術のサポート

**開発手順の一本化 [#dd8047c0]
-開発の標準化による生産性・品質・信頼性の向上と、脆弱性の排除。
--バラつきの無い全社で同じ開発手順で開発可能。
--標準化により、一括外注、オフショアなどが容易。
--カスタマイズ可能レイヤへの共通機能を追加で実装することも可能。
---内部統制的なログなどの機能
---国際化対応(多言語化)などの機能

-ナレッジの蓄積が可能~
全社の開発ナレッジを蓄積可能。
 
-トラブルシュートのし易さ。~
各種トレースログ出力を利用できる(開発時だけでなく、保守・運用時も利用可能)。

*定量的効果(削減工数) [#y72d8e92]
ソフトウェア開発工数のうちの12.5%前後のコスト削減が可能と考えます。~

以下、内訳についての説明です。

**設計工程 [#b0a60113]
フルスタック・フレームワークであるOpen棟梁による標準アーキテクチャを流用することで、~
利用ガイド、チュートリアル、方式設計テンプレート等の実績ある設計情報までを流用可能。

***工程別工数比率 [#k886574f]
全工程の30%程度(設計:PG:テスト = 3:4:3)

***削減工数 [#k842f698]
-最小で2人月の工数・コスト削減が可能。
-大規模案件になればなるほど大きくなる標準化等の設計工数・コストを削減できる。

**プログラミング工程 [#yd651547]
-[[ベースクラス1]]・[[2>ベースクラス2]]による標準化/共通化、[[共通部品群>機能一覧#p47bdfe6]]の利用により、1リクエストで動作するコードの内、40%程度を共通化が可能。~
※40%という数字は共通化などの工数削減施策により、削減された"ステップ数"なので、そのまま削減された"工数・コスト"とはなりませんのでご注意下さい。

-また、[[D層(Dao)自動生成機能>D層自動生成ツール]]を使用することで、テーブル単位のCRUD部品が生成できる。~
これにより、更新系処理(テーブル単位)のデータアクセスは全て部品化できる(大量データの追加・更新・削除は別途)。

-これに加えて、[[テーブル・メンテナンス、データ・メンテナンス画面の自動生成機能>P層自動生成ツール]]を使用することで、更なるQ/C/Dの向上が期待できる。

***工程別工数比率 [#e0010de1]
全工程の40%程度(設計:PG:テスト = 3:4:3)~
※プログラミング工程は、単体テスト工程を含む。

***削減工数 [#t5491f71]
-最小で10%の工数・コスト削減が可能。
-大規模案件になればなるほど大きくなるプログラミング工程の工数・コストを削減できる。

**テスト工程 [#c928f512]
デバッグログ、アクセストレースログ、SQLトレースログなどを利用しテスト工程の効率向上が可能。

***工程別工数比率 [#te6e1e79]
全工程の30%程度(設計:PG:テスト = 3:4:3)

***削減工数 [#b72aaf57]
-最小で10%の工数・コスト削減が可能。
-大規模案件になればなるほど大きくなるテスト工程の工数・コストを削減できる。

**計算 [#vd53a0a3]
システム開発全体工数に対しての削減効果は

-設計工数(全体の3割):コスト2人月削減可能、
-開発・テスト工数(全体の7割):コスト10.0%可能~
これは、開発・テスト工程のステップ生産性で、2.1 KS/人月 → 2.3 KS/人月程度のインパクト

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 e.g.:40人月の案件を例に取ると、従来と比べ5人月前後の工数削減が可能。
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 40人月 - ( 40.0人月 * 0.70 * (1.00 - 0.90)) - (2.0人月) = 35.2人月
 # 電卓への入力式:[適用前工数] - ([適用前工数] * 0.70 * (1.00 - 0.90)) - (2.0) = [適用後工数]
 40人月 - 35.2人月 ≒ 5.0人月 (≒12.5%前後) の工数削減となります。
 # 電卓への入力式:
 # [適用前工数] - ([適用前工数] * 0.70 * (1.00 - 0.90)) - (2.0) = [適用後工数]
 # [適用効果] = [適用前工数] - [適用後工数]
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