Open棟梁 wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。

目次

概要

Open棟梁の適用効果について説明します。

QCDF向上

以下の効果によるのQCDF向上を図ることが出来ます。

生産性向上

QCDFのうちの「(Q)CD」辺りに関連する。

生産性向上の効果

生産性向上の効果としては、

データから見る生産性向上の実績

品質向上

QCDFの「Q」

柔軟性向上

QCDFの「F」

定量的効果(削減工数)

少なく見積もっても、

40.0人月のアプリケーション開発工数のうちの12.5%前後の工数削減が可能

と考えます。

これにより、QCD(quality, cost, delivery)が向上します。

以下、内訳についての説明です。

前提の工程別工数比率

ソフトウェア開発の工程範囲での工程別工数比率は、

設計 : PG : テスト = 3 : 4 : 3

前後になる。というのが一般的。

設計工程

工数削減根拠

実績ある設計情報を再利用できます。

また、

のサポート技術情報を再利用できます。

工程別工数比率

全工程の30%程度

削減工数の例

40.0人月のアプリケーション開発工数のうち、最小で2.0人月の工数削減が可能
(全体工数と、使用する機能によっては10人月以上の削減も可能)。

プログラミング工程

工数削減根拠

※ 40%という数字は共通化などの工数削減施策により、削減された
 "ステップ数"なので、そのまま削減された"工数"とはなりませんのでご注意下さい。

工程別工数比率

全工程の40%程度
※プログラミング工程は、単体テスト工程を含む。

削減工数の例

テスト工程

工数削減根拠

工程別工数比率

全工程の30%程度

削減工数の例

生産性向上効果の計算

新規開発時

40.0人月のアプリケーション開発工数に対して、5.0人月 (≒12.5%前後)程度の工数削減が可能。

-----------------------------------------------------------
e.g.:40人月の案件を例に取ると、従来と比べ5人月前後の工数削減が可能。
-----------------------------------------------------------
2.0人月 + ( 40.0人月 * ( 0.4 + 0.3 ) * 0.1 ) ≒ 5.0人月 (≒12.5%前後)の工数削減。
# 電卓への入力式:[削減工数]人月 = [削減アーキテクチャ設計工数]人月 + ([適用前工数]人月 * ( 0.4 + 0.3 ) * 0.1)
-----------------------------------------------------------

※ 適用前工数とは、Open棟梁を適用しなかった場合のアプリケーション開発工数。

マイグレーション時

再構築時

を削減した値に近似するため、実績値は、新規開発の2倍以上になります。

-----------------------------------------------------------
e.g.:40人月の案件を例に取ると、新規開発と比べ24.0人月前後の工数削減が可能。
-----------------------------------------------------------
(40.0人月 * 0.3) + (40.0人月 * (0.3 / 2)) + ((40.0人月 * 0.3) / 2) ≒ 24.0人月 (≒ 60.0%前後)の工数削減。
# 電卓への入力式:[削減工数]人月 = [新規開発時工数]人月 * ( 0.3 + (0.3/2) + (0.3/2) ))
-----------------------------------------------------------

移行手順

手順としては、

Open棟梁のテンプレートがあるので、

というカタチになります。

マイグレーション時との比較

マイグレーション時の場合と比べると、再構築はコードの移植・修正と、そのテスト工数が余分にかかりますが、
新規開発時と比べ、2倍以上の生産性が出るので、再構築が必要なケースでは適用する価値があります。

参考

定性的効果

開発基盤のKPIとKGI

本ページでは、QCDに対応する効果を説明していますが、
KPIとしては、QCD"F", 規格/標準, サポート力, ブランド認知などがあると考えています。

業務系ソフトウェア開発の生産性についての話

事例

大林組 営業情報システム再構築

Open棟梁の開発利用者の感想

開発基盤を横展開する際の課題


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