Open棟梁 wiki
目次 †
概要 †
Open棟梁の適用効果について説明します。
定性的効果 †
初期開発だけでなく、その後のソフトウェア・ライフサイクル上でも役に立ちます。
開発手順の一本化 †
- 開発の標準化による生産性・品質・信頼性の向上と、脆弱性の排除。
- バラつきの無い全社で同じ開発手順で開発可能。
- 標準化により、一括外注、オフショアなどが容易。
- カスタマイズ可能レイヤへの共通機能を追加で実装することも可能。
- 内部統制的なログなどの機能
- 国際化対応(多言語化)などの機能
- ナレッジの蓄積が可能
全社の開発ナレッジを蓄積可能。
- トラブルシュートのし易さ。
各種トレースログ出力を利用できる。
(開発時だけでなく、保守・運用時も利用可能)
定量的効果(削減工数) †
ソフトウェア開発工数のうちの15%前後のコスト削減が可能と考えます。
e.g.:40.0M¥の案件で、6.0M¥工数削減前後のコスト削減が可能。
以下、内訳についての説明です。
設計工程 †
- 全工程の30%程度(設計:PG:テスト = 3:4:3)
- 削減工数
- 2人月(≒2.0M¥)前後の工数・コスト削減。
- 案件規模の影響は比較的、少ない。
プログラミング工程 †
- 全工程の40%程度(設計:PG:テスト = 3:4:3)
※ プログラミング工程は、単体テスト工程を含む。
- 1リクエストで動作するコードの内、40%程度を共通化可能。
※40%という数字は共通化などの工数削減施策により、
削減された"ステップ数"なのでそのまま削減された"工数・コスト"とはなりません。
テスト工程工程 †
- 全工程の30%程度(設計:PG:テスト = 3:4:3)
- デバッグログ、アクセストレースログ、SQLトレースログなどを利用し効率向上が可能。
計算 †
システム開発全体工数に対しての削減効果は
- 設計工数:コスト2.0M¥削減、
- 開発・テスト工数:工数・コスト10.0%削減
これは、開発・テスト工程のステップ生産性で、
2.1 KS/人月 → 2.3 KS/人月程度のインパクト
とすると、
40.0M¥の案件を例に取ると、
40.0M¥ * (0.90) - (2.0M¥) = 34.0M¥
=> 6.0M¥の工数削減 => 15%前後の工数削減となります。