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*目次 [#h8399e37]
#contents

*概要 [#e32a91c8]
生成AIを使用してドメイン・ナレッジを生成したい。
-ドメイン・ナレッジには[[「完全な暗黙知」と「擬似的な暗黙知」>#qb34792a]]がある。
-後者については、生成AIでも、かなりの部分が生成できる。
-元々、Wikiからドメイン・ナレッジを生成しようとしていた(リバース生成)。
-しかし、[[基本的な専門知識は生成AIが保有している>#r9f042ad]]事が解った(フォワード生成)。

**暗黙知に付いての定義 [#qb34792a]
ドメイン・ナレッジの前に、暗黙知に付いての定義をしておく。

***AIの回答 [#ke2ed307]
AIに質問した所、以下のような回答があった。
-LLMは大量の文章からパターンを学んでいるから、専門書で文書化されていたり、分析結果がデータ化されている「擬似的な暗黙知」は、かなり生成できる。
-しかし、身体感覚に強く依存するもの、非常に狭い界隈に限定されるもの、本人も言語化できていないレベルの直感など「完全な暗黙知」は、かなり生成できない。

***擬似的な暗黙知 [#k5652b74]
-AI(言語モデル)自体が暗黙知を説明できるのはコーパスから学習した事を意味する。
--「完全な暗黙知」は本質的に形式知化が不可能な部分もあるが(例:直感やセンス)。
--「擬似的な暗黙知」は単一のナレッジ・ベースにまとまっていなかったりデータ化されていないケースが多い。
---言語化し難いという側面に加えデータ化されていないと言う側面がある。
---「職人の勘」のようなものも、データ化することで人間以上に再現可能になるものもある。

-しかし、「擬似的な暗黙知」も、コスパ観点やモチベーション観点の側面から「データ化」「情報集約」が促されないケースが多い。
--コスパ観点:形式知化がコスパ的に合わない。
--モチベーション観点:形式知化がデメリットになるなどで動機がない。

***状況を決める因子 [#q419486d]
以下のようなものがある。
-非言語的:感覚や身体動作など言語では捉え難く、また、データ化に専門知識が必要
-組織文化:経験を形式知として残すことの価値の認識がない場合
-認知の壁:そもそも自分のやってることは価値があるとの認識がない場合
-状況依存性:文脈依存での場合が分けが多く、一般化・共有・活用が難しい

**ドメイン・ナレッジの生成 [#r9f042ad]
基本的な専門知識は生成AIが保有しているから...

***仮説:フォワード生成できるのでは? [#nf56ffd8]
情報の重要度や比率を「[[ドメイン・コンテキスト>#ae6900ac]]」「ドメイン独自ルール」で調整してドメインに特化させる。

-AIが保有していない知識は、「組織内の独自情報」(ルールなど)と、[[「完全な暗黙知」>#qb34792a]]ぐらいではないか?と考える。

-この[[ドメイン・コンテキスト>#ae6900ac]]で「細分化された[[ドメインに適合>#kcc6ed6e]]させるための情報の重要度、比率、条件」を調整する。

>※ [[ドメイン・コンテキスト>#ae6900ac]]と言う造語は「生成AIが保有している一般知識をドメインに特化させるためのコンテキスト」の意

-必要に応じ、ドメイン独自のルール(定義)を加え、完全に[[ドメインに適合>#kcc6ed6e]]させる。

***ドメインに適合させるイメージ [#kcc6ed6e]
一般的な情報に「XXX(ドメイン)においては?」と言う軸を加え「追加軸での分布(重要度、比率、条件)が追加された」情報を取得する。

|#ref(ChatGPT_Image_20250409_1.gif,left,nowrap,集合,30%)|#ref(ChatGPT_Image_20250409_2.gif,left,nowrap,集合,30%)|
|CENTER:イメージA|CENTER:イメージB|
|>|CENTER:イメージA、イメージBとあるが、意味するところは同じ|

結構、良い絵が出たのでプロンプトをメモ

 以下のような言語モデル生成AIの画像イメージを生成してください。 
 ・情報が空間(2次元散布図)上に散らばっているものとします。
 ・プロンプトで2次元の集合から情報を抽出します。
 ・プロンプトを追加する事で2次元の集合に次元を追加し3次元の集合から情報を抽出します。
 ・集合からの情報抽出イメージは1つのプロットではなく複数のプロットを含む集合をポイントします。
 ・3次元の図については立体感を出してください。

※ 左右の図を関連付ける線と丸は、ペイント・ソフトを使用して追記しています。

**出来ることと出来ないこと [#h81cf3ea]
そもそもナレッジ生成はドメインに適合したナレッジ情報のセットを取得すること。

***出来ること [#wb5dbf37]
生成AIがドメイン知識を学習済みの場合のナレッジ生成(ナレッジのリサーチ)~
ドメインに適合した(既知の)情報のセットを取得するためのプロンプトを与える。

-既知問題(かんたん)~
コーパスで学習しているハズなので、ソレを取り出すプロンプトを与える。

-未知問題(ただし難しい)~
コーパスで学習していないので、情報を組み合わせたり、傾向を探ったりするプロンプトを与え~
「確定的な知識獲得」ではなく、類似ドメイン・隣接領域からの類推、構造的共通性の抽出をする。

***出来ないこと [#fbce5286]
膨大なコーパスで学習しているが、網羅性や重要度を目的変数として最適化していないため~
網羅性が無い「情報の網羅性の欠如」と重要度がポイントされない「フォーカスポイントの欠如」が発生する。

-「平均的な知識」「多数派の言説」「よく知られたトピック」に偏る。

-膨大なコーパスで学習しているため、テンプレ的構造には強いが、~
目的依存で内容の意味的な重みや本質的な論点を再定義する力は人間ほど強くない。
--重要な視点(低頻度重要問題)や最新の情報の項目(時間軸問題)が抜け落ちる可能性がある。
--重要なハイレベル課題に人間が適切な軸をプロンプトとして与えなければリーチしない。

...従って、AIを使用し「0(零)」ベースでドメイン知識を得るのは非効率。

*詳細 [#kaa4fbbf]

**ドメイン・コンテキスト作成手法 [#ae6900ac]
[[フォワード生成>#y0923734]]、[[リバース生成>#i1f0ad91]]の手法があり、基本的にはフォワード生成で事足りる。~
フォワード生成で、必要な情報(網羅性、重要度、比率、条件)が含まれない様なケースで、リバース生成で補う事が出来る。

***フォワード生成 [#y0923734]
-体系的ドメイン・コンテキストのフォワード自動生成
 AAAAにおけるBBBBについての重要な項目を2-3階層の目次レベルで体系化してください。

-必要に応じて更に詳細化(4階層以下の生成)
 CCCCにフォーカスしてさらに詳細化して下さい。

***リバース生成 [#i1f0ad91]
-ソースを体系的ドメイン・コンテキストを生成するためのノウハウとして使用する。

-リバースでの体系的ドメイン・コンテキストは「既存」と「生成」によるものがある。

--既存:例えば「[[性能問題のポイント>https://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/index.php?%E6%80%A7%E8%83%BD%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88]]」の目次項目を使用する。

--生成:生成AIを使用してWikiから情報を抽出する。

**ドメイン・ナレッジ作成手法 [#gd7fab87]

***フォワード生成 [#s68fb848]
-オーソドックスな手法
++生成AIを使用して[[ドメイン・コンテキスト>#ae6900ac]]を生成する。
++プロンプトに[[ドメイン・コンテキスト>#ae6900ac]]を追加して生成AIで生成する。

-最近の生成AIでの手法~
AI自身が理解しているケースで、以下のような提案がある。

++入力:IT系の性能問題で発生しやすい問題はどの様な問題ですか?
++出力:...回答... もしよければ 👉️ Web系/業務系/クラウド/組込、設計・実装か?運用トラブルか?
++入力:(例)業務系
++出力:...回答... もしよければ 👉️ 新規開発/既存改善、オンライン/バッチ、DB種別
++入力:(例)新規・オンライン

***リバース生成  [#n3fdbcf8]
-既存:例えば「[[性能問題のポイント>https://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/index.php?%E6%80%A7%E8%83%BD%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88]]」の目次項目を使用する。

-生成:VDBに格納したWikiのチャンクから生成

--Top-K=50-100とRecall最大化したVDB-RAGチャンクを使う。
--これを生成AIで「まとめ」ると網羅性・重要度に構造的な問題が出やすい。
--これを生成AIで「まとめ」ると網羅性、体系化、重要度に問題が出やすい。
---「チャンク粒度が意味単位ではない」「Recall最大化 = ノイズも最大化」「情報圧縮で知識設計でない」
---もう少し複雑なプロンプト・フローにすれば解決可能な可能性はある?(チャンクごとに役割付与するなど)

--プロンプトの例

---VDB検索文:Top-K=50-100とRecall最大化したVDB-RAGチャンクを取得
 「YYYYについて」:(キーワード)「X」「Y」「Z」

---コンテキストとして、Top-K=50-100とRecall最大化したVDB-RAGチャンクを追加。
 「以下はXXXXのノウハウ集のリーフページのYYYYを要約したものです。
 ココから、XXXXのYYYYに関する重要項目を2-3層の目次レベルで体系化するとどのようになりますか?」

-生成:エージェントのGoogle検索結果から生成

--Google検索はVDB検索と異なり、Recallは捨てて、 Precisionを極限まで高めたHybrid Retrieval
--XXXXのYYYYについて検索キーワードで検索した結果から重要な情報を抽出しているモノと思われる。

--プロンプトの例
 あなたはユーザーの要求に合わせインターネット検索を行い、発見した技術情報を提供するエージェントです。
 インターネットや、インターネット上の以下の優先ナレッジから情報を取得して回答をします。
 https://opentouryo.osscons.jp/
 https://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/
 https://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp/
 
 優先ナレッジを使用する場合、以下の様に検索してください。
 
 site:techinfoofmicrosofttech.osscons.jp {キーワード}
 
 参考にしたWebページ情報はユーザにも提示して下さい。
 
 ユーザーの要求:
 「XXXXのYYYYを教えてください。」
 ※ キーワードには「X」「Y」「Z」などを使用します。

*参考 [#h7100b45]
...

IP:153.227.38.36 TIME:"2026-02-05 (木) 12:06:13" REFERER:"https://opentouryo.osscons.jp/index.php?cmd=edit&page=%E3%83%8A%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8%E7%94%9F%E6%88%90%E7%94%A8%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%88" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/144.0.0.0 Safari/537.36"

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