Open棟梁 wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。

目次

概要

未だになかなか解決しないこの問題を再検討してみます。
(翌々、考えてみるとコレって、ステークホルダー・マネジメントですね)

詳細

色々と書き出してみると、殆ど経営的な内容になってくる。
また、Twitterで観測できる愚痴などもココの要素で説明できる。

慣例

信用・信頼の問題

信頼関係の構築

SIerは基盤に対するリスク感度の高く、基盤の信頼性が重視される。

※ 基盤の信頼性と言っても、実際は、人の信頼性が重視される。

安心社会と信頼社会

保守的、変化を嫌う風潮

フォーブスにも、以下の様な記事があるので、
日本人だけが保守的という話ではなさそうだが、

以下の観点では、より、変化を嫌う節がある(保守的である)と言えそう。

長寿企業

安心社会

上記の安心社会から、信頼社会へのシフトに時間がかかっていることから、
安心社会スキームからの脱却が難しく、変化が起こりにくくなっていると言える。

終身雇用

終身雇用は、上記の

の結果だと思われるが、昨今、崩壊と言う事で、
曲がり角に差し掛かって来ていると言う事だと思う。

対立

サプライサイド・デマンドサイド対立

以下、「サプライサイド・デマンドサイド対立」を中心に分析をしてみた。

対立の概要

デマンドサイド都合

サプライサイド都合

フロントオフィス・バックオフィス対立

経営と事業

利益の追求

KPIに問題がある。

バックオフィス系のKPIは明確でなく、且つ、フォローが緩い事が多い。

手段の目的化

その「ミッションと専門性」(手段)が目的化してしまう。

「利他的な人」は嫌われる

バックオフィス系の仕事はKPIが売上ではないので、
コンプライアンス、CSR、利他的行動、に終始するが、
フロントオフィスから見ると、これは煙たくもある。

(例えば、X個人が体制の協力を得ずに、
生産性を5%改善させた。となると、これは煙たい)

※ 参考:「利他的な人」は嫌われる:実験結果|WIRED.jp

内部抗争・セクショナリズムの類

デマンドサイド内

...。

サプライサイド内

※ 全社施策は、フロントが受入可能な最大公約数なモノでしか打てないので、
  フロントの種類が増えると、船頭多くして船山に登る的に難しくなっていく。

※ バックオフィスの施策は、本質的な価値(企画品質レベル)がなかなか上がらない。

その他

SNSなどの反響を用いた分析

課題と解決には、ほぼ関係が無く、反響は結果のごく一部。
そう言うこともあり、ビジネス・インパクトはあまり無い気がする。

人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである

目的があって、手段があって、その結果のごく一部に「承認的な何か。」がある。

※ 参考:「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」の要約

誹謗中傷記事には大きなニーズがある

ニュースリリースの際にtweetを & 分析して思ったことは、
肯定的なtweetが8割で、否定的なtweetは少数派だったが、
数年後、再エゴサしてヒットするのは、否定的なtweetが大多数で、
肯定的情報より、否定的情報の方が情報のニーズが高いコトが解る。

SES, 派遣, 個人事業主の特徴

SNSなどでは「SES, 派遣, 個人事業主」と発注元との
サプライサイド・デマンドサイド対立が観測できる。

開発基盤の開発と展開は組織的な取り組みになるので、個人との相性は悪い。

と言う言葉を造ったりしましたが、
SES, 派遣, 個人事業主が尊ぶのは前者になる。

参考

OSSコンソーシアム

2018年度 第3, 4Q は「サプライサイド・デマンドサイド対立」を分析してみました。

色々見てみると、結果として、ステークホルダー・マネジメントに
関連する情報が多くなっている点が。書いた本人からしても興味深いです。


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