「Open棟梁 wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
バージョンアップ対応は随時行っていますが、
- タイミングが合わない場合(リポジトリ上のバージョンアップが遅延している場合)
- 案件保有のバージョンを、ユーザ・プログラムと合わせてバージョンアップする場合
などは、以下の手順に従って、プロジェクトでTargetFramework?のバージョンアップを行って下さい。
(Open棟梁は、VS2005から、VS2008 -> 10 -> 12 -> 13 -> 15とバージョンアップを継続しています)
手順 †
新しいVisual Studioでソリューション・ファイル(*.sln)を開く †
- 基本的に、
新しいversionの.NET Frameworkがリリースされるタイミングで、
新しいversionのVisual Studioもリリースされます。
- 新しいVisual Studioで古いソリューション・ファイル(*.sln)を開くと、アップグレード・ウィザードによって、
自動的に、ソリューション・ファイルやプロジェクト・ファイルが変換(コンバージョン)されることがあります。
(なお、VS2015 ---> VS2017移行時はアップグレード・ウィザードを確認できず)
TargetFramework?を新しい.NET versionに変更する。 †
- プロジェクトのプロパティ画面を開き、TargetFramework?を新しい.NET versionに変更します。
- *.csprojファイルや、*.vbprojファイルのTargetFramework?タグを直接書き換えることも可能です。
TargetFramework?タグをGrep( & Replace)することによってTargetFramework?の変更変更漏れを確認することが出来ます。
package.configのTargetFramework?を新しい.NET versionに変更する。 †
package.configのTargetFramework?を新しい.NET versionに変更します。
例えば、以下のように変更します。
必要に応じて、バージョン番号(version="x.x.x")の変更もご検討下さい。
ビルドバッチを実行して、全てのソリューション・ファイルをビルドする。 †
以下のケースでは対応が必要になります。
ワーニング †
- 後方互換の打ち切りの予告のワーニングが発生することがあります。
- 移行先のAPIを使用するようにコードを変更するか、#pragma warningでワーニングを抑止します。
ビルドエラー †
様々な原因でエラーとなる理由が考えられますが、
極稀に、APIが削除されたような場合は、
移行先のAPIを使用するようにコードを変更する必要があります。
ASP.NETの場合 †
Web.cponfigに変更が入ることがある。 †
これは、Visual Studioのアップグレード・ウィザードによって自動変換されます。
デプロイ先が変更になることがある。 †
ASP.NET 2.0からASP.NET 4.0への移行では、デプロイ先のアプリケーション・プールのversionが変更になりました。
その他 †
- 今後のVisual Studio、.NETのリリースによって上記の手順は変更される可能性があります。
- 今迄のバージョンアップ実績を振り返りますと、後方互換を重視していると言えると思います。
問合せ †
不明点の問合せには、下記のGoogle Groupsを使用して下さい。
https://groups.google.com/forum/?hl=ja#!forum/opentouryoproject
参考 †