Open棟梁 wiki
目次 †
概要 †
Openは、治工具(ジグ&ツール)であり、
エンドユーザではなく、情報システム部や、SIer向けのツールです。
セグメンテーション †
- 情報システム部
- 内製化を検討してる。
- 内製化に当たってSIerのノウハウを活用したい。
EUCツールとのセグメンテーション †
一般的なエンドユーザ向け開発ツール(EUCツール)とは別のセグメント。
EUCツール †
エントリ系+条件検索などの単純な画面の開発に適合する。
注意点
- ツールに慣れる必要がある(習得は比較的容易)。
- ベンダーロックインの危惧がある。
- ツールによっては
- 実装できない処理がある。
- 採用できない処理方式がある。
治工具(ジグ&ツール) †
治工具(ジグ&ツール)は、EUCツールと異なり、
- システム・アプリケーション開発に関する知識が必要になるが、
- 高い柔軟性・拡張性を持つ、高品質・高信頼性のシステムの開発が可能である。
EUCツールの現状 †
- あまり現実的な主張に思えなかった。
IT Proが、エンドユーザー開発はExcelで
満たされているため、4GL製品は下火になったと指摘している。
- 5. 古い4GLアプリは継続的な開発では支障が出る
- 6. 4GLが成功するケースは、エンド・ユーザー開発
- 7. 現在のエンド・ユーザー開発では、Excelが使われている
- 8. 論点が曖昧で、誤解が多い
EUCツール †
BRMSツールとのセグメンテーション †
共通項 †
- 対象業務:分岐や四則演算が複雑で、頻繁に変更するもの。
- 注意点
- 専門の設計者が必要
- ベンダーロックインの危惧
- ツールで実装できない業務処理
- 生産性の向上は詳細設計~単体テストの範囲で期待できる。
BRMSツールのタイプ †
BRMSツールには、以下の2つのタイプが存在する。
- オールインワン型
- Webアプリ全体を固有のツールで開発する。
- 開発言語に詳しくなくてもアプリケーションを開発可能。
- 生産性(高い)と柔軟性(低い)のトレードオフがあるため
基幹システムというより部門システムなどの小規模の開発に適合する。
- ルール特化型
- ビジネス・ルールだけを対象にしている。
- 複雑なルールが必要なシステムやルールが頻繁に変わるようなシステムに適合。
- オールインワン型ではないので、組み合わせ次第で基幹システムにも適用可能。
参考情報 †
ターゲティング †
時代には適合している。
- 受託開発市場はシュリンクする(将来はパブリック・クラウドとコンテンツのみが残る)。
- エンタープライズの分野でもOSS・PKG活用や情報システム部による内製化の動きがある。
- 内製化に必要な技術の提供、若しくはアウトソーシング。
- ただし、市場規模としては、それほど大きくはない。
ポジショニング †
共生可能なOSSであるが、(プログラム自体ではない)競合が存在する。
- オープンにされているツールに競合は少ない(ニッチな治工具(ジグ&ツール))。
- ユーザ組織にクローズドなツールや、ITA人材が存在する場合は競合する。
- ユーザ組織がこれら全てを外部調達と考えている場合、導入は比較的容易。
- プログラミング言語の選択における実証的分析の主な発見は
「ほとんどの場合、プログラマは既に知っている言語を選択する」
ということであることを考えると、Visual StudioのUXを変えてはいけない。